玄米は万能食か?
答えは・・・どうやら完全ではないらしい。 玄米食べてりゃ安心でしょ・・・な~んて健康オタクは思いがちだが、なんでも完璧なものはないらしい。 もちろん玄米はビタミン、鉄分、各種ミネラル、そしてフィチン酸が豊富で精製された白米よりもバランスがとれている。 だけどこのフィチン酸がくせもの。 フィチン酸は体内を不活性化させる物質の除去、つまりデトックス(解毒)効果が高いという利点がある反面、カルシウムや鉄、亜鉛、マグネシウムなどの吸収も妨げるのだそうだ。 体内のフィチン酸が少量であれば、腸内で分解されるので問題ないらしいが、それが多量にあり、しかも日頃からカルシウム不足がちな状態であった場合は大きな問題であるらしい。 (詳しい情報を知りたい方は久司マクロビオティックアカデミー講師でもある花田美奈子さんの著書「毒消し料理術・デトックスクッキング」をご覧下さい。料理教室に出てみたい!) だから毎日玄米ばかりという人は、十分なミネラル補給をしながら食べた方が良さそうだ。 玄米を食べる時にゴマ塩を添えて食べるのはミネラルの補給という意味があるというのを、別の本で読んだことを思い出した。(何の本かは忘れた) そんなわけで私は基本は玄米だが、時々は白米に黒米や赤米、ハトムギ、五穀米を混ぜたりして楽しんでいる。 もちろん玄米の時はゴマ塩も一緒に食べるし、それ以外で海草類や野菜から十分なミネラルをとるよう心がけている。 毎日玄米食に変えたのに、一向に調子が良くならない、逆に元気が出ず体がだるいという場合は、ひょっとしたらミネラルのバランスを欠いているのかもしれない。 カルシウムや亜鉛、マグネシウム、鉄不足は、筋肉の低下、脱力感、息切れ、皮膚炎や味覚異常、精力減退、さらにはデトックス機能自体の低下を招くのだとか・・。 やはりなんでもバランスです。 無理や完璧主義もいけません。 楽しみながらやることが重要だと、数度のマクロビ挫折経験者の私は感じております。 健康だといわれるものを摂ってるから安心ではなく・・・バランスが大事なのですね~。 私は完全なマクロビオティック(注1)実践者ではありません。 時々、乳製品をとるし(すっごくたまに・・・ですがスタバでラテを飲んでる私を見かけるかもしれません)、人付き合いもあるので外食時で選べない時は、マクロビオティックに則してないものも食べます。選べる範囲で可能な限り近いものを食べますが。 (でも肉は食べないかな。今のところ食べたくならないので。) だけど自宅では90%マクロビオティックです。(外食は週1回程度) 自分で作ります。 たまぁ~にこってりピザが食べたくなったり、すしが食べたくなったりして外食しますが、だいたい夜に消化不良を起こします。そして決まって翌日は玄米や黒米、五穀米などが恋しくなります。 おかずなしでも食べられる・・・味わいがあるのよね~。 私は玄米の時は結構もちきびを混ぜて炊きます。(上の写真) もちきびは少し甘い香りかな。 その他私が好んで使う穀類は以下の通り。 ★黒米→ポリフェノール、ビタミンB1、鉄、マグネシウムが豊富でもちもちした食感 ★はとむぎ→アミノ酸が豊富でプチプチした食感 ★もちきび→ビタミンB群、たんぱく質、食物繊維が豊富で少し甘い香り その他、赤米、胚芽米、五穀米など。 あ、ちなみに普段不摂生な食事ばかりしている人であれば、たまには玄米もいいかもしれませんよ。 玄米はデトックス効果はやはり高いですから。 体内のおそうじという点では抜群です。 ただしミネラル補給はお忘れなく。 (注1)マクロビオティックとは一言で言ってしまえば「玄米などの全粒穀物(つまり精製されていないもの)と有機野菜、豆類、海藻類、地元でとれる季節の果物を中心にした食事のことで、お魚は週1回ぐらい、赤身の肉や卵、乳製品は摂りません。(鶏肉はごくまれに摂ってもかまわないように書いてある本もありますね)味噌や醤油などの調味料も有機ものや精製されていない海塩などで、普通の砂糖は用いず、甜菜糖などをごく微量使用します。だしはカツオぶしやいりこなどの動物性は用いず、こんぶやしいたけでとります。 マクロビオティックは良質の植物性たんぱくと、自然なものをできるだけ完全な姿で丸ごといただくことによって、食べ物を通じて心身のバランスを中庸に保つという方法です。 食べ物は気分に大きく作用しますから。 もうひとつのブログはこちらから。最新の話題は「噂のホットヨガ」です。
by aura-lagrace
| 2005-10-12 00:46
| マクロビオティック
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